VBar NEO 6.3 Express クイックスタートガイド 日本語マニュアル

VBar NEO 6.3 Express クイックスタートガイド 日本語マニュアル

2021年8月3日 0 投稿者: air@cross
VBar NEO 6.1 Express

クイックスタートガイド

インストールに必要なアイテム

  • VBarNEOとVBarコントロール又はデジタルプロポセット/S_BUS対応の双葉プロポセット/Spektrum製プロポとサテライトアンテナ(アナログレシーバー出力やRASSTなどのアナログシングルラインPPM)はサポートされていません。
  • アップデートと拡張機能、およびコンピューターを使用してVBar NEOをセットアップするには、VBar ControlManagerとVStabi NEO Setupソフトが必要です。これらは、www.vstabi.infoから簡単にダウンロードできます。
  • 更新を実行するには、ブートプラグが必要です(更新時にのみセンサーコネクタに接続します)
  • VBar Control ManagerとVStabi NEO Setupソフトを使用するには、インターネットに接続できるWindowsまたはMac PC(登録、更新、ダウンロードにはインターネット環境が必須)と接続用のミニUSBケーブルが必要です。
  • 電源(BECまたはレシーバーバッテリー)
  • サーボ取り付け後のヘリコプター(対応しているのはデジタルサーボのみ)
  • ピッチゲージ(スワッシュプレートレベリングツール)

登録・更新とキーファイル

  • VBar Control Managerを利用して、お手持ちのVBarをミカドのApp Storeに登録します(更新が必要な場合は自動的に更新されます)
  • ブートプラグをセンサーコネクタに差し、VBarの電源を入れてUSBケーブルを使用してPCに接続します。
  • VStabi NEO Setupソフトで新しい(そのPCで初めて使用する)VBarNEOを接続するたびに、キーファイルをダウンロードするように求められます(1度登録すればそれ以降はVStabiと同じ様に使用できます)
  • 対象のVBarがMikadoIDに登録されている必要があります。
  • VStabi NEO Setupソフト使用時にダウンロードしたキーファイルをバックグラウンドで読み込みセキュリティを確保します。

機体の準備

まず、メーカーの指示に従ってヘリコプターを組み立てる必要があります。機体は、フライバーレスヘッドの機体で、正確な対称性と機械的に正しいヘリを組み立てることは非常に重要です。これは、後に機械的な不整合に起因する問題が発生しないようにするためです。

送信機の準備

VBar Controlを使用している場合は、VBar Control Manualを参照して、モデルをバインドおよびセットアップしてください。

別のシステムを使用している場合は、送信機で新しいモデルを選択(作成)し、スワッシュタイプはH-1またはメカニカル混合(1サーボ)を選択します。 VBarを使用する場合、ミキシングを設定する必要はありません。ただし、飛行モードやオートローテーションなど、ヘリプログラムでのみ調整可能な他の機能を使用する場合はその必要があります。

送信機のすべてのトリムをゼロに設定し、すべてのトリミング機能をオフにします。これは重要です。この設定がずれていると実際の飛行でVBar側は制御入力として解釈し、ドリフト等が発生してしまいます。

送信機は新規のモデルデータでセットアップする必要があります。つまり、すべてのチャネルの中心位置と終了位置をVBarでセットアップする必要があるからです(新規モデルデータの作成方法等は、お使いのプロポのマニュアルを参照)

最低6チャネルが必要です。4チャンネルは制御機能用で、1チャンネルはモータースイッチとバンクスイッチ又はジャイロ感度用です。オプションのレスキュー機能またはその他の追加機能(ギア、ライト等)の場合、追加のチャネルが必要になる場合があります。

PCソフトウェアのインストール

重要:PCソフトウェアはVBar NEOにのみ接続します。 VBar Control Managerを使用してwww.vstabi.infoに登録されているいて対象のVBar用のキーファイルがインストールされている場合。

  1. Windows – www.vstabi.infoからVBarControlManagerとVStabi NEO Setup及びVStabi NEO Simulationをダウンロードしてインストールします。 プログラムアイコンがデスクトップに表示されます。
  2. Apple Macintosh – 省略 – 使用する必要があれば追記します(笑)

USBケーブルを使用してVBarをコンピューターに接続します。 「新しいハードウェアが見つかりました」というメッセージが表示され、ハードウェアアシスタントが起動するまで待ちます。 インストールディレクトリの入力するように求められたら、C:\Program Files(x86)\VBarControl\をポイントするか、[自動的にインストール]をクリックしてください。

一部のWindowsインストールでは、ドライバーの手動インストールが必要な場合があります。追加のヘルプはwww.vstabi.infoを参照してください。

VStabi NEO Setupのヒント!

VStabi NEO Setupには、フライトメニューと設定アシスタント(セットアップウィザード)の2つのモードがあります。 フライトメニューを使用して、好みの飛行スタイルを選択し、モデルのゲインを調整します。 テールゲインは、各バンク毎に設定できます。

設定アシスタント(セットアップウィザード)は、13ステップでセットアップを完了します。 各ステップで提供される簡単な説明を読み、それに従ってセットアップします。 画面中のヘルプボタンで説明を表示します。 又、要素の上にカーソルを置くと、追加のキャプションが表示されます。

セットアップ中は、[Continue]と[Back]をクリックしてセットアップメニュー内を移動できます。

注意:新しいモデルを作成する場合は、意図しないスプーリングを回避するために、最初にモーター/スピードコントローラーを切断してください! これが必要なのは、[Create new Version x setup]をクリックすると、すべての値がリセットされ、最初からやり直す必要があるためです。 リセットは、レシーバー構成とESCにも適用されます。

VStabi NEO Setupの起動

  1. プログラムアイコンをクリックすると、画面にパラメータ設定を含むメインページが表示されます。
  2. 次に、USBケーブルを介してVBarをPCおよび電源(3.5 V〜8.4 V、たとえばESCまたはAUX2 / 3)に接続します。 VBarが青色に点滅し始めます。 USB接続ステータス表示が緑色に切り替わり、接続ステータスも緑色に切り替わり、「connection」を示します。これで、画面が初期化モードに切り替わりますのでVBarが初期化を完了するまでお待ちください。初期化が成功すると、メインページが画面に再表示され、LEDが緑色に点灯または赤/緑に点滅します。(レシーバーがまだ構成されていない場合)
  3. 次に、[Setup]ボタンをクリックして、設定アシスタントであるセットアップウィザードに切り替えます。 ステップバイステップでセットアップメニューが表示されます。 13ステップが完了すると、ヘリコプターは飛行の準備が整います。 各ステップで、画面の左側に情報が表示されます。 必ずテキストを読み、指示に従ってください! 指定された順序で手順を実行する必要があります。 手順間を飛び越して行ったり来たりしないでください。

重要:ヘリを初めて設定すると、[Continue]ボタンと[Back]ボタンを使用してウィザードをナビゲートできます。 本当に必要な場合を除いて、[Create new Version x setup]をクリックしないでください。また、スピードコントローラーと偶発的なスプーリングに関する安全上の注意事項に注意してください。

ウィザードの使用

  • Start
    [Start]メニューで、[Create new Version x setup]を選択します。 自動的に次のステップであるレシーバーに移動します。
  • Receiver
    ここでは、VBarで使用するレシーバータイプを選択します。
    Receiver設定時に、スロットルチャンネルはありません。(従って、プロポ設定時にスロットルカーブの設定は必要なし(デフォルトのまま))
  • Transmitter Adjusting
    TX信号を正しい方向、中央、および終了位置に設定する必要があります。 これは、送信機のサブトリムメニューとエンドポイントメニューを使用して行われます。 バンク(=フライトモード)1から3を安全に切り替えることができるように、バンクスイッチにチャネル(ジャイロチャネルなど)を割り当てることも必須です。ジャイロチャネルを使用すると、フライトモードと一緒にバンクを切り替えることができます。 これが完了したら、コールドスタートを実行して再初期化するようにVBarの電源を入れ直す必要があります。
  • Sensor Mounting
    センサーの取り付け方向を選択します。
  • Main Rotor Direction
    メインローターが時計回りに回転するか反時計回りに回転するかを選択します 。
  • Swash Plate Type
    使用するスワッシュプレートの種類をクリックしてください。 120°以外のタイプ設定にはProファームウェアが必要です。
  • Collective Direction
    VBarは、ポジティブコレクティブのためにスワッシュプレートが上下どちらの方向に動くかを知る必要があります。 ヘリでこれを確認し、それに応じて設定してください。
  • Servo Directions
    次に、VBarをヘリコプターに取り付け、スワッシュプレートとサーボを接続します。 サーボがVBar(CH 1/2/3)の適切なスロットに接続されていることが非常に重要です。 サーボを誤って接続した場合、VBarは機能しません。
  • Swash plate adjustment
    このメニューでは、スワッシュプレート上下の中心位置(ゼロピッチ)に設定され、サーボまたは機能ごとのコントロールを使用して、エルロン軸とエレベーター軸の両方でメインシャフトに対して90°で水平になります。 このためには、ヘリコプターが正しい形状(サーボ、スワッシュプレート、およびリンケージ)で構築されている必要があります。 この作業を行うには、ピッチゲージ(スワッシュプレートレベリングツール)が必要です。
  • Adjust collective travel
    ここで希望する最大・最小ピッチを設定してください。 範囲が80から100で設定ピッチになる事が最良です。
  • Adjust cyclic throw
    ここでサイクリックを0°に調整します。 80〜110の範囲が最良です。
  • Tail
    サーボの損傷を防ぐために、使用しているテールサーボタイプを選択後に、「TAIL」というラベルの付いたVBarのスロットにサーボを差し込んでテールサーボをVBarに接続してください。
    最後に、スティックトラベルとテールロータートラベルが適切に対応しているかどうかを確認する必要があります。 そうでない場合は、機能を反転させる必要があります。 サーボ制限は方向ごとに個別に設定されます。 最高のパフォーマンスを得るには、値は両方向でほぼ等しくなければなりません。 それが不可能な場合は、サーボアームを中央の位置から1ノッチ動かして、再試行してください。
  • Governor/ESC
    ガバナー設定には、いくつかの選択肢があります。大きくは、搭載しているESCのガバナー機能を使うか、Vbar NEOのガバナー機能を使うかです。
    さらに、Vbar NEOのガバナー機能を使う場合は、電動かエンジンかによって分かれます。ただし、Vbar NEOのガバナー機能を使う場合はいずれかの回転センサーが必要となり実質電動機においてはESCのガバナー機能を使うことになりそうです。

    GovernorⅡの画面でピッチの最小及び最大値の補正をするバーとが表示されますが、Vbar NEOのガバナー機能を使用時には同画面に表示されるインジケータにあわせて調整します。あわせて、必要時にはコレクティブコントロールON/OFFの選択を行います。
    いずれも、ESCのガバナー機能を使う場合はデフォルトで大丈夫なようです。(それ以外設定の使用がない)

    ※ガバナー項目で回転数を導くのに、通常はスロットル入力をチェックしますが、Vbar NEOはピッチの最小及び最大値で判断しています。バンク設定により各モードに設定された回転数は0ピッチ時とし、その位置から入力ピッチ分補正をするようです。従って、Receiver設定時に、スロットルチャンネルはありません。
    (通常のプロポ設定でのスロットルカーブのV字設定をジャイロで行っているイメージ)